エアコン・冷凍機のコンプレッサーの運転状況を感知しながら、適切なタイミングでコンプレッサーの稼動をコントロールし、エアコンの快適さや能力を維持したまま、消費電力の削減とデマンドの低減を自動的にする画期的なシステムです。
この機器1台で空調機4台まで制御できます。
FAQ一覧
- Q1.ADD-CRを一言でいうと?
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- Q2.具体的な制御方法は?
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空調機・冷凍機のコンプレッサーにADD-CRを設置し個々の使用環境に合った制御設定を行い、30分に1回もしくは2回コンプレッサーを停止させる事で、デマンド値及び消費電力の削減をはかります。
空調機の場合、コンプレッサー停止中も室内ファンは回転し送風状態です。又、室内温度による制御回避もできます。 - Q3.効果検証は?
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30分毎のデマンド値・電力量及び1日の省電力量などを180日間記録できます。(最大360日)この機能は、「省エネ効果をデータで明らかにして欲しい。省エネ対策はしたが、効果がはっきりしないようでは導入できない。」というユーザーの声に応えるために開発しました。
この記録機能をもとに作表・グラフも簡単に作成できますので、省エネ活動報告書の提出もサポートできます。
インターネットに接続することによってリアルタイムでのデータ確認も出来ます。 - Q4.どの機種にも取付可能?
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空調機(コンプレッサー)も多種多様で、中には取付できない機種もありますので、弊社にて設置可否をお調べ致します。
- Q5.細かく制御する事で、コンプレッサーの寿命を縮めるのでは?
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基本的には30分間に1回又は2回の制御は、頻繁な制御ではありません。
空調機や冷凍機の一般的な寿命である10年~20年単位では、寿命への影響は無いと言えるでしょう
空調・冷凍機メーカーの見解では、圧縮機の出力が15kW以上の比較的大容量機種では、起動・停止のサイクルが1時間に6回以下が望ましく、それ以上の制御でもすぐに故障の原因になることはありませんが、長い目で見て望ましくないとのことです。
ADD-CRによる制御の場合、制御回数は圧縮機出力が15kW以上で30分に1回(1時間に2回)、15kW未満では30分に1回又は2回(1時間に2回又は4回)ですので、温度調節による発停回数を考慮してもコンプレッサーの寿命上問題になるとは考えにくいといえます。又、ADD-CRの保護機能によってコンプレッサーが頻繁にオンオフしているときは制御しないような安全設計になっています。 - Q6.コンプレッサーを停止させる事による室内環境への影響は?
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現場の状況や運用方法・設備容量・負荷熱量・建物の材質等によって異なりますが、一般的には多少の温度上昇は認められますが、体感上の変化はほとんどありません。(実測による室温上昇1℃以内)温度センサーを設置することによって温度による回避制御も可能です。
- Q7.コンプレッサー起動時負荷で電力量が増えることは?
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コンプレッサーの起動時負荷は瞬時なので電力量への影響は小さいです。
- Q8.万が一、ADD-CRが故障した場合エアコン等への影響は?
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ADD-CRが万が一故障等により停止した場合、ADD-CRによる省エネ制御を行わなくなるだけで、空調機や冷凍機は制御前の通常運転に戻り、そのまま運転を続けます。
- Q9.ADD-CRが原因でコンプレッサーが故障した場合の補償は?
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故障の原因がADD-CRにあると指摘があった場合は原因を明確にし、ADD-CRが原因であると判明した場合は、当社が加入している保険により損害を補償致します。
- Q10.工事が大掛かりになることは?
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ADD-CRは個別のコンプレッサーに取付を行い寸法もコンパクトに設計されていますので、美観を損なうこともありません。
工事に関しても機器の電源を一時落としますが、照明設備や全体の電源を落とすことは無く、工事時間も1台に対して約1時間と短時間です。
工事騒音も無く周囲に悪影響を与える事はありません。